【F1】101試合目出場の湯浅拓斗が劇的弾! 立川が浦安を破って3位に再浮上

アリーナ立川立飛に1919人の大観衆を集めたなかで劇的勝利

 F1リーグは10月13日に第12節の1試合を行い、4位の立川アスレティックFCが6位のバルドラール浦安と対戦した。試合はホームの立川が前節Fリーグ通算100試合出場を達成した湯浅拓斗のゴールで2-1と勝利し、浦安との勝ち点差を「8」に広げている。

 試合は開始早々に動く。浦安は高い位置でFP本石猛裕がボールをキープすると、立川のFP皆本晃がボールを奪う。そこから皆本がカウンターを仕掛け、シュートを放つがこれはGKピレス・イゴールに阻まれた。それでもこぼれ球を回収した皆本はゴール前の上村満哉につなぐと、上村がこれをゴールに決めて立川が先制した。

 リードされた浦安だが動じることなく反撃に出る。圧倒的にボールを保持したが、立川の体を張った守備に加え、前半16分に左サイドを深くえぐった長坂拓海がGK茂呂翔也を引き付けて折り返したボールをロビーニョがシュートを枠内に飛ばせないなど、決定機を生かせなかった。対する立川もカウンターから何度か追加点のチャンスを作るが、モノにできずに試合は進む。

 このまま前半を終えるかと思われた残り7秒、キックインを得た浦安はタイムアウトを取る。プレー再開後、本石がゴール前に入れた速いボールに対して、長坂がワンタッチで合わせてゴール。浦安が土壇場で追いつき、1-1で前半を折り返した。

 後半に入っても序盤は浦安がボールを保持しながら、立川ゴールを脅かしていく。それでも得点を決められないでいると、徐々に立川がカウンターでゴールに迫る回数を増やしていった。後半10分には湯浅のパスから花田耀祐がシュートを放つが、GKイゴールに阻まれる。浦安にもチャンスはあったが、茂呂が好セーブでゴールを割らせない。

 両GKの活躍もあって締まった試合で、後半17分には再び立川がカウンターからチャンスを作り、湯浅のパスを受けた酒井遼太郎がゴールを狙ったが、イゴールが湯浅のパスを読んで決定的な場面をストップ。このまま試合が終わるかと思われたが、残り59秒のところで立川が浦安の守備を崩し、酒井のラストパスを受けた湯浅がゴールを決める。

 前半は終了間際に失点を喫していた立川だったが、失点直後にタイムアウトを取り、パワープレーを仕掛けてきた浦安の攻撃をしのぎ切って2-1で勝利。1919人が詰めかけたアリーナ立川立飛で勝利の凱歌をあげた。

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