【海外】世界王者となって再来日したブラジル代表FPラファ「100%のプレーをしなければ勝てない」

現役引退を発表した吉川智貴とのエピソードも明かす

 2017-18シーズンから2019-20シーズンまでFリーグ・ディビジョン1の名古屋オーシャンズでプレーしていたブラジル人FPラファが、10月17日と19日にフットサル日本代表と対戦するブラジル代表の一員として、再び日本の地に戻ってきた。

 名古屋時代、ラファは加入1年目からクラブのリーグ優勝に貢献し、リーグMVPを獲得。全日本フットサル選手権で右膝前十字靭帯断裂などの大けがを負い、復帰したシーズンは名古屋サテライトでもプレーした。その後、2019-20シーズンは再びF1でプレーし、ベスト5にも選出されていた。

 名古屋を退団後はスペイン1部エルポソ・ムルシアで主力としてプレーし、フットサルブラジル代表にも復帰。昨年のウズベキスタンで開催されたFIFAフットサル・ワールドカップ(W杯)の優勝メンバーの一員となり、この度、ブラジル代表の一員として再来日を果たした。

 前日練習後、日本メディアの取材に応じたラファは、引退を発表した際に日本代表FP吉川智貴と連絡をとったことも明かしている。

 以下、ラファ選手との一問一答

――名古屋にも所属していたので、特別な思いをもって来日したのではないですか?

ラファ そうですね。今回、来日できて非常に嬉しいです。名古屋オーシャンズでプレーしていましたし、前回は来日できなかったので、今回招集リストが出て日本に行けると分かった時は非常にうれしく思いました。また日本に来て、日本の人々を見て、料理を食べて、文化を感じています。日本のこの街並みがすごく好きなんです。

――静岡にはたくさんブラジル人選手もいますし、日本のファンにはどんなプレーを見せたいですか?

ラファ 静岡の東側に来るのは初めてなんです。浜松にはチームがあるので浜松は知っているんですけどね。いずれにしても非常に難しい試合になると思っています。日本は非常にレベル高く、新しい若い選手も代表に入ってきているので100%のプレーをしなければ多分勝てないと思ってます。

――今のブラジルの強みはどこにあると思いますか?

ラファ これまで非常にプレッシャーがかかったなかで、ずっとやってきました。前々回のコパ・アメリカでは準決勝でアルゼンチンに負けた。そこから非常にプレッシャーがかかりました。その後のコパ・アメリカは良い大会にできましたが、そのままプレッシャーがあるなか、何とかチーム力を維持して、W杯を12年ぶりに優勝できました。それはひとえに全員がお互いに信頼し合って、団結しあって自信を高めていけたからです。W杯優勝というのは、非常に困難なことですが無事に達成できたのは団結力があったからだと思います。

――日本代表はかつてのチームメイトである吉川智貴選手が復帰しました。彼を含め、対戦が楽しみな選手、警戒する選手はいますか?

ラファ 吉川選手が日本代表に戻って来たことは、非常に嬉しく思っております。非常に彼のことをリスペクトしていますし、レジェンドですからね。彼が引退を発表した時もメッセージを送って、『引退すべきじゃないよ』というふうに言ったんです。けれども本人の決意は非常に固いようですね。『それなら、セカンドキャリアに向けてグッドラック』と伝えたのですが、彼が今回、代表に戻ってきたことは非常に嬉しく思っています。彼は非常にレベルが高く、若手に教えることも多いので重要だと思います。  また、ほかにもGKの田淵広史選手。清水和也選手、スペイン1部のインテル・モビスターにいたフィクソの選手(山田凱斗)、彼らも非常にレベルが高く、海外にわたっても活躍できると思っています。海外に行くとほかの文化にも触れるので、それも重要なことだと思っています。

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